AIに奪われない仕事ランキングで相続コンサル1位の理由
■質問者
すぎむら先生、AI時代になって、今いろんな企業、
特にアメリカの会社とかが社員をめちゃくちゃリストラしているみたいなニュースがあるじゃないですか。
これ、相続コンサルタントって今後、AI時代にどうなっていくんですかね?
■すぎむら先生
それはもう、生き残り続けることができると思っていますね。
■質問者
なるほど、むしろこれからの時代こそ生き残り続けると。
それってどういう理由なんですか?
■すぎむら先生
まず、AIというものは基本的には「ツール」だと思うんですよ。
AIが人に寄り添ってくれるのかと言えば、それはまず無理じゃないですか。
機械ですし、その温度感とか共感とか、そういうのは絶対にできないですよね。
AIって「正しく質問ができる人」にとってはものすごく良いものだと思うんです。
でも、そもそも相続において、自分たちのことを網羅的に分かっている人なんてあまりいないですよね。
人生の中で1回か2回あるかないかの話ですから、事前に勉強して準備できている人はほとんどいません。
■質問者
つまり、前提となる知識がないわけですね。
■すぎむら先生
そうなんです。
知識がないし、自分の現状も分かっていない。
それなのに「将来こういう問題が起きる」ということまで理解できている人なんて、まずいないんですよ。
現状が分からなくて問題も分かっていない人は、AIに質問することすらできません。
質問ができないから、当然AIから正しい回答も得られないわけです。
だからこそ、間に入って
「質問をしてあげる人」が必要になります。
相談者に寄り添ってヒアリングをして、現状を伝えて認識してもらう。
さらに「この状態だから将来こういう問題が起きますよ」とちゃんと解説をしてくれる人。
それが相続コンサルタントです。
■質問者
まずはプロが現状と問題を紐解いてあげる必要があるんですね。
■すぎむら先生
その上で、「この問題についてどう思いますか?」と聞いて、
相談者の「こうしていきたい」「こうなりたくない」という本当の意向を抽出する。
そこまでいって初めて、本当に意向に沿った正しい対策が提案できるんです。
この過程のなかで、コンサルタントがより精度の高い回答を出すための「ツール」としてAIを使うのは大いにありだと思います。
でも、この「人」の存在自体がいないと、そもそもプロセスが始まりません。
■質問者
AIやYouTubeでいくら情報が得られるようになっても、そこは代えがきかない部分ですね。
■すぎむら先生
今のYouTubeもそうですが、あれらはあくまで「情報提供者」なんですね。
私がこうしてYouTubeで話をしていましても、画面の向こうにいる相談者の話を聞くことはできません。
質問ができない以上、その人のことを知ることも、問題に気づくことも、本当の意向を抽出することもできない。
だから、その人に合わせた正しい提案なんてできないんです。
そこはやっぱり、人でないとダメなんですよ。
ちゃんと整理して、相談に寄り添ってあげる身近な存在というのは、AIがあろうが、どんな便利な時代になろうが絶対に必要です。
これはいつの時代も変わらないと思うので、だから相続コンサルタントという職業は将来もなくならないだろうなと思っています。
岡山生まれ。26歳で生損保の保険代理店「デザインライフ」を設立し、その後相続に関することで悩み苦しむ人を救うべく2015年から相続コンサルタント事業開始。 現在は、年間約500件の相続相談に対応し、遺言・信託などの法律文書の組成、税申告・登記などの相続手続きをはじめ、保険・不動産・建築など、資産に関わる問題の解決、見直し、活用、運用など、幅広くアドバイスと対策支援を行い、部分的解決ではなく総合的解決へと導く、相続・事業承継に特化したコンサルタントとして活動。年間10億円以上の資産を動かす相続・事業承継対策に携わる。 年間100回程度のセミナー講演を行っており、一般向け相続セミナーのほか、相続コンサルタント養成講座を開講。全国の相続に関わる専門家の教育に携わっている。 この他、日本赤十字社、大和リビング、メットライフ生命、オリックス生命、損保ジャパンひまわり生命等、講演実績多数。実績が評価され2024年には新築戸建賃貸投資に関する全国フランチャイズの研修講師として事業参画。2025年には自身が行う相続コンサル事業をフランチャイズ化。 FC本部として自社だけでなく全国の加盟店に所属する相続コンサルタントを育成し、並走して実務支援することで全国の相続相談に対応している。 趣味は、家族旅行とフットサル。2007年に自身が発足した岡山県リーグ所属フットサルチームのスポンサーとして支援している。 (成績:県リーグ優勝数回、岡山県選手権予選優勝1回)
