【相続税が改悪?】改正の概要と稼ぐメソッド
■質問者直近で相続税業界に大きなニュースがあったとお聞きしました。 どのような内容でしょうか?
■すぎむら先生
毎年12月中旬に税制改正大綱が発表されます。
そこで相続税に関わる大きな改定がいくつかありました。
一つ目は不動産購入による節税対策の見直しです。
以前は新築や土地購入によって評価を大幅に下げられましたが
今後は亡くなった日から過去5年以内に購入したものは
取引価格を基準に評価することになりました。
いわゆる5年ルールが設けられたのです。
■質問者
他にも影響はありますか?
■すぎむら先生
不動産の持ち分を小口化して販売していた節税商材も対象です。
以前は不動産評価として低く見積もることができましたが
今後は実質的な債権とみなされ
取引相場である時価で評価されることになりました。
つまり節税効果が期待できなくなり
今まで買った人たちも意味がなくなってしまったのです。
■質問者
毎年このような変更があるのでしょうか?
■すぎむら先生
はい。
そのため相続コンサルタントとして
怪しい節税商材には乗らないことが大切です。
顧客に節税効果を説明して販売したとしても
翌年に規制されてしまえば信用を失います。
解約しようとしても違約金が発生したり
現金化できなかったりする場合もあるため
顧客からの信頼を一気に失うことになります。
■質問者
どのように提案すれば良いのでしょうか?
■すぎむら先生
全ての節税対策に絶対という保証はありません。
ただあまりに都合が良すぎる商材は
国税庁によっていずれ是正される可能性が高いです。
相続コンサルタントとして信用を得るためには
下手な提案は避けるという判断力が重要です。
自分たちで税制改正をしっかりと追い
常にリスクを把握しておく必要があります。
■質問者
提案の際にはどう伝えれば良いですか?
■すぎむら先生
税制改正が毎年行われることを事前に伝えた上で
確証は持てないという前提でアドバイスすることが大切です。
その上で顧客がリスクを承知でやりたいと判断するなら
選択肢として提示しても良いでしょう。
振り回されずに軸を持って提案することで
顧客からの信頼を守ることができます。

岡山生まれ。26歳で生損保の保険代理店「デザインライフ」を設立し、その後相続に関することで悩み苦しむ人を救うべく2015年から相続コンサルタント事業開始。 現在は、年間約500件の相続相談に対応し、遺言・信託などの法律文書の組成、税申告・登記などの相続手続きをはじめ、保険・不動産・建築など、資産に関わる問題の解決、見直し、活用、運用など、幅広くアドバイスと対策支援を行い、部分的解決ではなく総合的解決へと導く、相続・事業承継に特化したコンサルタントとして活動。年間10億円以上の資産を動かす相続・事業承継対策に携わる。 年間100回程度のセミナー講演を行っており、一般向け相続セミナーのほか、相続コンサルタント養成講座を開講。全国の相続に関わる専門家の教育に携わっている。 この他、日本赤十字社、大和リビング、メットライフ生命、オリックス生命、損保ジャパンひまわり生命等、講演実績多数。実績が評価され2024年には新築戸建賃貸投資に関する全国フランチャイズの研修講師として事業参画。2025年には自身が行う相続コンサル事業をフランチャイズ化。 FC本部として自社だけでなく全国の加盟店に所属する相続コンサルタントを育成し、並走して実務支援することで全国の相続相談に対応している。 趣味は、家族旅行とフットサル。2007年に自身が発足した岡山県リーグ所属フットサルチームのスポンサーとして支援している。 (成績:県リーグ優勝数回、岡山県選手権予選優勝1回)
