【相続税が改悪?】相続登記義務化の概要と儲けるビジネスチャンス
■質問者
すぎむら先生!
相続登記の義務化が来年の3月までっていうのを聞いたんですけども、
相続登記の義務化ってそもそも何なんですかね?
■すぎむら先生
相続登記の義務化は令和6年からスタートしているんですけど、要するに不動産の名義変更手続きのことですね。
お父さんやおじいちゃんが亡くなって不動産があったら、普通は新しく受け継ぐ人が、法務局に「私が相続しましたので名義を変えてください」と申請をします。
これが相続登記です。
これによって「私の財産です」と第三者に証明できるようになります。
■質問者
それをやっていない人が多いということですか?
■すぎむら先生
そうなんです。
亡くなったおじいちゃんや、ひいおじいちゃん名義のまま放置されている不動産が、
日本全国にいっぱいあって増え続けているんですよ。
そうなると、例えば道路を綺麗にする公共工事をしたいときに、ひいおじいちゃん名義のままだから相続人全員を探してOKをもらわないと工事が進められない。
あるいは、空き家になって草がボウボウで周りが迷惑していても、文句を言う相手が分からないといった問題が生じてきます。
放置すればするほど相続が重なって、相続人がネズミ算式に増えて手続きができなくなっちゃうんです。
■質問者
それで、ついに義務化されたわけですね。
■すぎむら先生
ええ。令和6年4月からスタートして、今(2026年)はもう2年目に入っています。
これには猶予期間がありまして、法改正前の「2024年4月1日より前に発生した相続」であっても、まだ登記していないものは、スタートから3年以内、
つまり「来年2027年の3月末まで」に登記をやらないといけないことになっています。
もし正当な理由なく放置していたら、10万円以下の過料というペナルティが科せられる一応の罰則も発表されています。
■質問者
もう来年の年度末が期限なんですね。
まだ気づいていない人も多そうです。
■すぎむら先生
まさに今、近々の課題なんです。
我々相続コンサルタントとしては、「もう2年経過したよ、あと来年末までだよ」と日々発信をしています。
ビジネス的に捉えると、困っている人が多いということは、それだけ相談をいっぱい受けられるチャンスでもあります。
期限が差し迫っているので、「来年末までですよ」とお伝えして調査に入ると、非常に成約率も高くなります。
■質問者
でも先生、登記手続き自体は、
僕らコンサルタントが直接やって報酬をもらうことはできないですよね?
■すぎむら先生
もちろん、実際の登記手続き自体は司法書士の先生に依頼をします。
(※司法書士でないと登記の報酬はもらえません)。
ですが、我々は「入り口」として相談を受け、どこに何があるか分からない財産の調査をしたり、親族間の話し合いに寄り添ったりしてコンサルフィーをいただきます。
そこでしっかり信頼関係を作れば、将来の相続手続きの依頼をいただいたり、他の形で仕事に繋がっていきます。
■質問者
そこには必ず不動産が関わっていますもんね。
■すぎむら先生
その通りです。
例えば工務店さんであれば「家を解体する」「リフォームして維持する」「建て替える」という本業に繋がりますし、
不動産業者なら「売却の仲介」、保険屋さんなら「売却して現金化したお金をどう運用するか」という相談に繋がります。
入り口は自分たちの本業と関係ない「相続登記」の相談であっても、そこからすべてのビジネスに繋がっていくわけです。
ですから、相続登記の義務化は、困っている人を助けつつ自社の仕事も作れる、大きなビジネスチャンスなんですよ。

岡山生まれ。26歳で生損保の保険代理店「デザインライフ」を設立し、その後相続に関することで悩み苦しむ人を救うべく2015年から相続コンサルタント事業開始。 現在は、年間約500件の相続相談に対応し、遺言・信託などの法律文書の組成、税申告・登記などの相続手続きをはじめ、保険・不動産・建築など、資産に関わる問題の解決、見直し、活用、運用など、幅広くアドバイスと対策支援を行い、部分的解決ではなく総合的解決へと導く、相続・事業承継に特化したコンサルタントとして活動。年間10億円以上の資産を動かす相続・事業承継対策に携わる。 年間100回程度のセミナー講演を行っており、一般向け相続セミナーのほか、相続コンサルタント養成講座を開講。全国の相続に関わる専門家の教育に携わっている。 この他、日本赤十字社、大和リビング、メットライフ生命、オリックス生命、損保ジャパンひまわり生命等、講演実績多数。実績が評価され2024年には新築戸建賃貸投資に関する全国フランチャイズの研修講師として事業参画。2025年には自身が行う相続コンサル事業をフランチャイズ化。 FC本部として自社だけでなく全国の加盟店に所属する相続コンサルタントを育成し、並走して実務支援することで全国の相続相談に対応している。 趣味は、家族旅行とフットサル。2007年に自身が発足した岡山県リーグ所属フットサルチームのスポンサーとして支援している。 (成績:県リーグ優勝数回、岡山県選手権予選優勝1回)
