不動産・保険・建築・士業…各業界の視点で読む、相続のリアルとビジネスの可能性
相続実務コラム

【1年で月商100万円を目指す】超高齢化社会のビジネスアイデア


■質問者
すぎむら先生!
超高齢化社会などこれから3.5人に1人は高齢者と言われていると思いますが
どういうビジネスがこれからどんどん加熱していくのでしょうね?

■すぎむら先生
今まさに50代以上の人が世の中の半分以上。
全国民の半分以上の人たちになっていて高齢化というのもまだまだこれからです。

今3.5人に1人高齢者。
高齢者が一番増えるピークはまだ先です。
ピークは2043年前後と言われていますからまだまだこれから増えていくわけです。

当然そこは市場が拡大していくことになるから
それをターゲット層として考えたビジネスがより加熱するのでしょう。

例えば昔は太陽光が一時期流行ったりしましたが
そういう投資ということで言えば老人ホームです。

施設が足りないから老人ホームを作ってそれを企業に貸し出しをします。

これは地主さんなどは
よく営業かかったりしているのを見たことがあります。

ただあれも建物を老人ホーム用に建てる分リスクがあります。
それでしか貸せないのでそれ以外に使い道ないわけです。

サブリースと言ったりしますが
地主さんが自分の土地にグループホームなどの施設を建てて
介護事業者に丸々そのまま土地と建物を貸すのです。

そこから収入を得ます。
それを何年事業として貸すので何年と決めるのです。

その間はこれだけ払いますよという契約があるのですが
それをしている間に例えば事業主が破産したりすることもあります。
そしたらまたその事業主を探さないといけなくなります。
でも返済は続きます。
だからリスキーだと思います。

それだったら普通に居住用で貸した方がまだ安全だと思います。
もっと言うと流行りで言うと戸建てです。

戸建てだとその出口戦略的に今の話だと最悪貸すのをやめて
中古住宅として売るということもできると思うので
そういう意味ではリスクがさらに軽減されるメリットはあると思います。

あとは流行りで言うと新築だけじゃなくて
介護系で言うと例えばバリアフリーリフォームなど最近は住み替えも多いです。

古屋にずっと住んでいて田舎の方だとします。
そこがお父さんお母さんが住んでいてでも近くに病院もないし
足が悪くなった時に車運転できなくなったら公共の交通機関に頼るしかないので
そうなると街中の方に「マンション借りようか?買おうか?」と住み替えをします。

今の家を処分して住み替えするという形を取ります。
その時にだいたい中古のマンションなどを買ったりするとまだフラットではないのです。

廊下に段差があったりそういうのを滑らかにするとか
あるいは手すりをつけたりお風呂を広く大きくしたり
住みやすい環境に整えるリフォームというのも流行りといえば流行りなのかなと思います。

■質問者
手元に何もない資金も在庫もない人が
始める高齢化社会のビジネスアイディアは何がありますか?

■すぎむら先生
お金がなくて何もない…

私はこういう事業をやっていますから
相続の相談を受ける窓口になって
それをビジネス化するというのを今からは推奨しています。

これから市場は拡大する、高齢者も増える、困る人も増えてきて
まずは相談の窓口にしっかりなってあげて必要な専門家と業者さんをつないであげられる。

ノウハウがあったり体制が整っていればそれだけで事業として成り立ちます。
ただ、そこはしっかり勉強はしないといけませんが
ある程度はマニュアル化ができる部分もあるので
しっかり研修受けてもらってやってもらうのがいいかなという感じです。

■質問者
相続の相談など
相続の対策として「不動産買いましょう」というのを紹介したら
そこから紹介フィーをもらえるということになりますよね?

■すぎむら先生
そうですね。
自分たちが本業としてそういうことをやっていなかったとしても
免許もないし資格もないし店舗もなかったとしても
相談を受けてその人たちがやった方がいいことなどに気づける人だったら
紹介をして協業で免許や資格、認可を持っている業者さんたちと連携とって
ちゃんと相場で提案をして必要な対策をしてあげることで
紹介された業者さんたちは広告費かけずに集客ができるわけです。

現場で信用、信頼ある人が立ち回ってくれる
そういう補助支援してくれるということもプラスですから
それは報酬成果の分担でちゃんとフィーももらったらいいと思います。

■質問者
高齢化社会のビジネスアイデア
1年で普通に月商100万円などはすぐ達成しそうですね。

■すぎむら先生
そうですね
本当にやりようによっては
全然そこはいけるかなと思います。

【コラム著者のご紹介】

岡山生まれ。26歳で生損保の保険代理店「デザインライフ」を設立し、その後相続に関することで悩み苦しむ人を救うべく2015年から相続コンサルタント事業開始。 現在は、年間約500件の相続相談に対応し、遺言・信託などの法律文書の組成、税申告・登記などの相続手続きをはじめ、保険・不動産・建築など、資産に関わる問題の解決、見直し、活用、運用など、幅広くアドバイスと対策支援を行い、部分的解決ではなく総合的解決へと導く、相続・事業承継に特化したコンサルタントとして活動。年間10億円以上の資産を動かす相続・事業承継対策に携わる。 年間100回程度のセミナー講演を行っており、一般向け相続セミナーのほか、相続コンサルタント養成講座を開講。全国の相続に関わる専門家の教育に携わっている。 この他、日本赤十字社、大和リビング、メットライフ生命、オリックス生命、損保ジャパンひまわり生命等、講演実績多数。実績が評価され2024年には新築戸建賃貸投資に関する全国フランチャイズの研修講師として事業参画。2025年には自身が行う相続コンサル事業をフランチャイズ化。 FC本部として自社だけでなく全国の加盟店に所属する相続コンサルタントを育成し、並走して実務支援することで全国の相続相談に対応している。 趣味は、家族旅行とフットサル。2007年に自身が発足した岡山県リーグ所属フットサルチームのスポンサーとして支援している。 (成績:県リーグ優勝数回、岡山県選手権予選優勝1回)

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